- 外壁塗装って何年もつものなの?
- 10年はもつって聞いたけど嘘なの?
- できるだけ長くもつ方法やコスパの良い方法を知りたい!
外壁塗装が「10年もつ」というのは一つの目安であり、嘘ではありません。
なぜなら外壁に塗っている塗料の種類によって耐用年数が異なるからです。
じゃあ10年もたない塗料もあるってこと?
正解!特に建売の戸建てには耐久性の低い塗料を使っていることが多いから、10年経っていると再塗装が必要な場合は多いんやで。
- 外壁塗装が何年もつのか
- 塗料別の耐用年数やコストパフォーマンス
- 外壁塗装が必要な症状
この記事を読むことで外壁塗装をするべきタイミングや満足できる塗装が実現できるはずです。
- リフォーム業者選びで400万円の失敗
- 塗装含む建設業者30社以上の取材経験
- 失敗する人を増やさないため情報発信
外壁塗装の耐用年数は平均10年
冒頭でもお伝えした通り、外壁塗装の平均耐用年数は10年です。
なぜなら外壁や屋根は常に紫外線や風雨に晒され続けるため、塗料による防水機能が日々劣化していくから。
そのため外壁の保護機能を回復させるには、定期的に再塗装が必要です。
建売の新築なら特にだよね。でもどうして新築は10年なの?
建売新築は建築コストを下げるためにできるだけ安い塗料を使うことが多いねん。だから耐用年数も短くなってしまうんや。
一方注文住宅なら予算に合わせて塗料も相談できるため、20年以上もつ塗料を使うことも可能です。
塗料の種類と耐用年数
外壁の塗料にはグレード分けがされていて、それぞれに単価と耐用年数が異なります。
以下に外壁塗料をまとめていますので、参考にしてください。
塗料名 | 特徴 | 耐用年数 | 平米単価 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
アクリル塗料 | 耐水性・耐候性 | 5-7年 | 1,000〜1,800円/㎡ | 低コスト、作業性が良い、色の種類が豊富 | 耐久性が比較的低い |
ウレタン塗料 | 耐水性・耐候性 | 7-10年 | 1,700〜2,500円/㎡ | 良好な耐候性、物理的強度、柔軟性 | 日光による劣化が比較的早い |
シリコン塗料 | 耐候性・耐熱性 | 7-15年 | 2,300〜3,500円/㎡ | 良好な耐候性、耐熱性、防水性 | ウレタンやアクリル塗料に比べるとやや高価 |
ラジカル塗料 | 耐候性・防藻性 | 8-16年 | 2,200〜4,000円/㎡ | 良好な耐候性、防藻・防カビ効果、無機系塗料に近い色彩 | ウレタン塗料等に比べるとやや高価 |
フッ素塗料 | 高い耐候性 | 12-20年 | 3,500〜4,800円/㎡ | 高い耐候性、色褪せにくい、汚れにくい | 他の塗料と比べて高価 |
セラミック塗料 | 耐候性・断熱性 | 10-25年 | 2,300〜4,500円/㎡ | 高い耐候性、断熱性、防音性 | 施工に専門的な技術が必要 |
光触媒塗料 | 防汚性・自己清浄性 | 10-20年 | 3,500〜5,500円/㎡ | 汚れが付きにくい、自己清浄作用、環境負荷が低い | 光線(紫外線)が必要、比較的高価 |
ナノテク塗料 | 防汚性・耐候性 | 10-15年 | 2,300〜4,500円/㎡ | 高い耐候性・防汚性、防水性 | 高価、施工に専門性が必要 |
無機塗料 | 耐候性・耐熱性 | 20-25年 | 3,500〜5,500円/㎡ | 高い耐候性、耐熱性、耐薬品性 | 高価、色彩の選択肢が少ない |
これら塗料はメーカーや商品によっても耐用年数が異なります。
塗料によって何年持つかが全然違うんだね!
建売新築が恐ろしくなるやろ?全部が全部ってわけちゃうけど、安い塗料を使ってるトコが多いんねん。
再塗装する場合はコスパの良いシリコン系の塗料がおすすめです。
新築を購入してから10年近く経過している家なら、一度建設した工務店に確認しておくと良いでしょう。
外壁が劣化している症状とは?
自宅に使われている塗料が判明しても、上記の表記よりも早く劣化している可能性があります。
なぜなら日当たりや天候によって外壁の劣化が進むことがあるからです。
そこで外壁のセルフチェックでわかる劣化している症状を見ていきましょう。
それぞれ解説していきます。
チョーキング
外壁を触ると指に白い粉が付くことをチョーキング現象といいます。
まるで学校の黒板を触った時のようにチョークが手に付くのです。
これは外壁が太陽熱や紫外線、風雨によって劣化した状態で、外壁の保護機能が低下してきているサインと言えます。
どれくらいの粉が肉球(手)に付くとダメなの?
うっすらならそろそろ、ガッツリ粉が付くなら早めに塗装した方がいいで。
チョーキングは簡単に外壁の劣化状態をチェックできる方法なため、まずは日当たりの良い壁を触ってみると良いでしょう。
塗料のひび割れ
外壁の塗料にひび割れがあると外壁塗装を検討する時期が近づいています。
なぜならひび割れから雨水が侵入し、雨漏れやカビの原因になるからです。
これはチョーキングが進行すると、外壁が水分の吸収と乾燥を繰り返すことでひび割れとなります。
それって結構ヤバいんじゃないの?
ひび割れの大きさで見れば焦らなくても大丈夫やで。髪の毛くらいの細さのひび割れならまだ急がなくていいねん。
とはいえ外壁塗装の効果が低下していることは間違いないため、専門の業者に調査してもらうことをおすすめします。
コーキングが切れたり細くなっている
外壁の継ぎ目の目地にはゴムのような素材のコーキングが施されています。
このコーキングは樹脂のため経年劣化で痩せ細ったり途中で切れたりすると、外壁が劣化しているサインです。
コーキングが切れてたらどうするの?
なるべく外壁のリフォームを急いだ方がいいかもやな。切れ目から雨水が浸水するからね。
特に最近の建売新築はサイディングと呼ばれる外壁を多く採用しているので、あなたの家のコーキングをよく見てみましょう。
カビやコケ
外壁のどこかにカビやコケが生えていませんか?
この症状も外壁塗料の機能が低下している証拠です。
日当たりの悪い北側の壁などには湿気が溜まりやすいため注意が必要です。
たまに見かけるよね。あれは大丈夫なの?
大丈夫ちゃうねん。コケは水分を多く含んでるから湿気でさらに外壁の劣化を促すんよ。
したがってあなたの家の外壁にカビやコケなどを発見したら、早急に専門家に相談しましょう。
塗膜のはがれ
外壁の塗膜がはがれているということは、保護機能を失っています。
主な原因は経年劣化の場合と、施工不良によるものです。
特にチョーキングや塗膜のひび割れなどもなく、塗膜が剥がれているなら施工不良の可能性が高いでしょう。
新築で買った家が施工不良なんて最悪だよ。
その場合はまず施工業者に連絡して対応してもらうのが一番やね。でも対応が悪かったら弁護士通して話し合いが必要かもしれへん。
どちらにせよ塗膜がはがれているなら早急に対処する必要があります。
外壁の劣化症状を放置するとどうなる?
外壁の塗膜が劣化しているのに放置していると紫外線や風雨の影響をモロに受け、外壁の劣化がどんどん進んで家そのものの耐久性が下がります。
たとえるなら真夏の太陽の下、日焼け止めを塗らずにハダカで立っている様なものです。
僕は毛があるから大丈夫だよね。
人間なら日焼けでただれてしまうで。
外壁のメンテナンスを怠ると下記のような事態を招いてしまいます。
それぞれ解説します。
色褪せが進み外観の見栄えが悪くなる
先述した通りで外壁の保護機能が無くなった状態は、太陽の熱や紫外線の影響で壁が色褪せてしまいます。
この状態が続くと家の見栄えに大きく影響し、さらにはひび割れなどにも繋がるでしょう。
早めに塗装しないとダメなんだね。
自分のカラダやと思うとゾッとするで。早めが一番や。
壁に雨水が侵入し、雨漏りが発生する
外壁の保護機能が無くなった状態が長く続くと、雨漏りが発生します。
これは雨水が外壁のひびなどから侵入し、天井や壁の雨染みとなり最終的に雨漏りとなるのです。
雨漏りすると壁内の木材が腐食し、家の寿命が短くなります。
雨漏りで家が腐っちゃうの?
せやで。腐食が進行したら大規模な修繕が必要になるから、雨漏りしたら早めに手を打たんとあかんねん。
外壁塗装は費用が高額のため、つい後回しにしてしまうかもしれません。
しかし先延ばしにした結果、さらに大きな費用がかかってしまう可能性があるため、劣化症状が見られたら早めに対策を行いましょう。
壁内の腐食が進行するとシロアリが発生する
雨漏り・壁内の腐食が進行すると湿気を好むシロアリが発生します。
シロアリは目に見えない箇所で木材を食べて、柱など家の大切な部分がスカスカの空洞になります。
家が食べられちゃうの?崩れるよね?
地震が来たら倒壊する危険があるで。せやから雨漏りしだしたら危険やから放置はあかんで。
シロアリが発生しているのでは?と思うケースを紹介します。
- 家の中に羽アリがいる
- 引き戸の建て付けが悪くなった
- 木くずが落ちている
- 歩くと床がきしむようになった
これらの症状があればシロアリが繁殖している可能性が高いです。
一般的に新築ならシロアリ被害の保証期間は5年とされているため、怪しいと思ったら施工店に問い合わせてみると良いでしょう。
保証期間も過ぎて「どうしたらいいの?」となった場合は、シロアリ専門の業者に調査を依頼することをおすすめします。
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外壁塗装の業者選びの注意点
とはいえ外壁塗装すると言っても「どの業者に依頼したらいいのかわからない…」となりますよね。
そこで外壁塗装の業者選びの注意点をまとめていますので、失敗したくないなら必ず読んでください。
詳しくは下記の4点です。
順番に見ていきましょう。
ハウスメーカーに依頼はNG
「ハウスメーカーなら信用できるし、間違いない!」と思っているなら絶対に止めてください。
なぜならハウスメーカーに依頼しても費用が高くなるだけだから。
具体的にはハウスメーカーが下請けや孫請けの塗装業者に工事を発注するため、中間マージン(手数料)を抜かれてしまいます。
つまりハウスメーカーが直接塗装をするわけではありません。
大手企業だから安心じゃないの?
そういうこと。大事なのは無駄な手数料を払わずして実績のある塗装業者に直接依頼することが一番コスパがええねんで。
またハウスメーカーが発注する下請け業者の技術レベルが不明瞭なことも、おすすめしない理由の一つです。
したがってハウスメーカーに外壁塗装を依頼するとコストが上がるだけでなく、仕上がりにも影響を与える可能性があることを覚えておきましょう。
以下の記事では中間マージンについて基本的な知識や仕組みを詳しく解説していますので、参考にしてください。
家電量販店やホームセンターの依頼もNG
大手家電量販店やホームセンターに行くとジャンジャン宣伝していませんか?
- 今ならお風呂とセットで外壁リフォームするとおトクです!
- 外壁と屋根セット〇〇万円!
- 安心の〇〇保証!
これも依頼しちゃダメなの?
あかんねん。理由はハウスメーカーと同じで結局は下請けの塗装業者が施工するから、本来の施工代金から手数料を上乗せされるねん。
また金額が思っていたより安くなっていて、魅力的に感じる場合も注意が必要です。
なぜなら費用が安いということは、どこかのコストを下げている可能性が高いから。
なので安さやおトク感に釣られて話を聞きに行かない様にしましょう。
訪問してくる塗装業者もNG
お宅の外壁は経年劣化が進んでいるようなので、このままだと大変なことになりますよ。
このように訪問してくる塗装業者もNGです。
なぜなら費用が高くなったり、騙される可能性があるから。
訪問してくる業者全てが悪いわけではありませんが、優良な業者を見分けるのは非常に困難です。
なんだか良さそうな人でもダメなの?
それでもおすすめはしないな。つい家に入れてしまうと営業マンも口が上手いから簡単に丸め込まれてしまうねん。
実際に国民生活センターでは毎年訪問販売や点検商法の相談件数が後を断ちません。
▼過去4年間の相談件数
年度 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 8,786 | 9,753 | 10,076 | 1,238(前年同期 991) |
中には良い業者も存在しますが、話を聞くことはリスクが高いため訪問業者にはお引き取り願いましょう。
必ず相見積もりを行うこと
自分で塗装の専門業者に依頼をするなら、必ず相見積もりを取りましょう。
その理由は業者によって金額やサービス、保証内容が異なるからです。
これは塗装だけではなく他のリフォームや車の買取など、どんなサービスにも共通します。
何社も見積もりを取るなんて面倒だよ。
めんどくさいのはめっちゃわかる。でもそれで相場より高かったり、技術や保証がイマイチやったりしたら後悔するやん。
たまたま依頼した業者がアタリの可能性もあります。
しかし複数社と比較することで失敗の確率を大きく下げられるのも事実です。
したがってめんどくさがらずに相見積もりすることは本当に大切です。
外壁塗装は地元の業者に任せるのがおすすめ
「じゃあどんな業者で何社に見積もりを取ればいいの?」と思うことでしょう。
外壁塗装の業者を選ぶポイントは以下の3つです。
- 地域密着型の地元の塗装業者
- 過去の実績があること
- 補償内容を明記している業者
ポイントはわかったけど、結局1社ずつ調べないといけないんだよね?
その手間を省くのが外壁塗装の一括見積もりサービスを使うとええで。
そこで紹介するのが外壁塗装パートナーズです。
最大5社の塗装業者から相見積もりが取れ、実績ある地元の業者しか紹介してくれないのが特徴。
- 全国から厳選された優良塗装業者1,000社
- 相見積もり後の決めた業者以外をお断り代行してくれる
- 外壁塗装専任のアドバイザーが在籍
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無料で見積もりが可能です。
よくある質問
外壁塗装を20年していないのですが大丈夫でしょうか?
一度塗装の専門家に調査してもらうことをおすすめします。
なぜなら外壁の保護機能が低下している可能性が高いからです。
もし耐久性の高い塗料を以前に使用している場合でも、業者からの見解やアドバイスをもらえるはずです。
外壁塗装の耐用年数が30年は本当ですか?
塗料によって30年もつ商品も存在します。
たとえば無機塗料であれば20年以上もつため、メーカーや商品次第で30年耐用するモノもあるでしょう。
ただし詳細は塗装業者に確認を取ることをおすすめします。
まとめ
これまで外壁塗装の耐久年数や劣化状況の調べ方、業者選びなどを解説してきました。
新築の外壁塗装は10年ほどで再塗装が必要です。
その根拠は建売新築は耐久性の低い塗料を使用していることが多いから。
そのためまずは簡単にセルフチェックをしてみましょう。
- チョーキング
- ひび割れ
- コーキングの痩せや切れ
- カビやコケ
- 塗膜のはがれ
これらの症状が見られると再塗装の時期が近づいています。
放置すると余計に費用がかかるからね。
専門家に見てもらいや!ハウスメーカーとか訪問営業でリフォームの契約はしたらあかんで。
この記事を参考にすれば外壁塗装の失敗を避け、コスパの良い暮らしを送ることができるでしょう。
以上最後まで読んでいただきありがとうございました。
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