- 外壁塗装はハウスメーカーに依頼しようかな?
- ハウスメーカーなら有名だし安心できそう。
- でも実際の相場は高いのかな?
実はハウスメーカーで外壁塗装をすると費用が高くなるだけで、良いことはほとんどありません。
なぜならハウスメーカーが直接外壁塗装をするわけではなく、下請けの工事会社が施工するから。
つまりハウスメーカーの利益や仲介手数料としてムダな費用を支払うことになります。
大手だから安心じゃないの?
ほとんどの人がそう思ってるやろな。でも実際は自分で直接塗装業者を探して依頼した方がめっちゃ安くなるで。
そこでこの記事では、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するとなぜ費用が高くなるのかを徹底的に解説します。
外壁塗装で大損したくないなら、最後まで読み進めてください。
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ハウスメーカーの外壁塗装相場が高いのは窓口だから
冒頭でもお伝えした通り、ハウスメーカーの役割は実際に塗装作業をする業者を紹介するための窓口です。
なぜ窓口になるかというと、具体的には以下の内容になります。
それぞれ解説していきます。
塗装業者の代わりに手続きを代行する
多くの塗装業者は自社で広告を打たない、営業しないことが多いです。
そのためハウスメーカーが塗装業者の代わりに集客や見積もり、手続きを行います。
つまり依頼主とのやり取りや営業などの人件費として工事金額に上乗せされているのです。
職人さんは営業苦手そうだもんね。
そういうこと。過去に塗装業者の親方に取材したけど、ハウスメーカーに仕事を流してもらってるって言ってたしな。
ハウスメーカーで新築を購入した人も多く、そのままメンテナンスとして外壁塗装も依頼する構造にもなっています。
広告費用を回収
ハウスメーカーは集客をするために広告宣伝費をかけています。
広告宣伝費の割合はハウスメーカーごとに異なり、売上に対して0.5〜5%です。
下記に2023年度2月期の広告宣伝費率の高いハウスメーカーランキングをまとめていますので参考にしてください。
順位 | 会社名 | 広告宣伝費 (百万円) | 前年広告宣伝費 (百万円) | 売上高 (百万円) | 広告宣伝費率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
1 | ナック | 3,048 | 2,990 | 54,924 | 5.50% |
2 | 安江工務店 | 339 | 324 | 7,046 | 4.80% |
3 | ハウスフリーダム | 591 | 530 | 12,966 | 4.60% |
4 | タマホーム | 9,833 | 7,900 | 240,760 | 4.10% |
5 | Lib Work | 389 | 295 | 13,761 | 2.80% |
6 | サンヨーホームズ | 1,363 | 1,655 | 51,123 | 2.70% |
7 | KHC | 324 | 352 | 11,888 | 2.70% |
8 | アールシーコア | 408 | 374 | 16,341 | 2.50% |
9 | 日本ハウスホールディングス | 615 | 538 | 42,778 | 1.40% |
10 | グランディハウス | 732 | 638 | 54,884 | 1.30% |
11 | 飯田グループホールディングス | 13,957 | 13,489 | 1,386,991 | 1.00% |
12 | フィット | 70 | 66 | 7,186 | 1.00% |
13 | 積水ハウス | 23,326 | 23,616 | 2,928,835 | 0.80% |
14 | レオパレス21 | 2,718 | 2,302 | 398,366 | 0.70% |
15 | 三栄建築設計 | 996 | 857 | 139,006 | 0.70% |
16 | Robot Home | 40 | 37 | 5,421 | 0.70% |
17 | 大和ハウス工業 | 25,820 | 28,507 | 4,439,536 | 0.60% |
18 | ケイアイスター不動産 | 937 | 1145 | 184,388 | 0.50% |
19 | オープンハウスグループ | 3,874 | 3431 | 952,686 | 0.40% |
20 | 長谷工コーポレーション | 2,346 | 2,465 | 909,708 | 0.30% |
21 | メルディアDC | 66 | 58 | 31,482 | 0.20% |
22 | エムビーエス | 5 | 6 | 4,030 | 0.10% |
23 | サンユー建設 | 0.3 | 4 | 8,119 | 0.00% |
たとえば2社の外壁塗装の見積もり額が100万円、広告宣伝費の比率がA社5%、B社が1%だと以下のようになります。
A社:100万円×0.05=5万円
B社:100万円×0.01=1万円
5-1=4万円(差額)
つまり工事金額は同じでもどこのハウスメーカーに頼むかによって広告宣伝費の割合が異なります。
なぜ同じ金額になるのかは以下の2パターンのどちらかです。
- 広告宣伝費分だけ塗料(材料)を安く仕入れられる
- 広告宣伝費分だけ塗料(材料)のグレードを下げている
消費者にはわからないね。
それでも大手のハウスメーカーに依頼する場合には参考にするといいかも。
下請け業者に工事を発注した手数料代(中間マージン)
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると、塗装工事をするのは下請けの塗装業者です。
この下請け業者に工事を発注する際、発生するのが仲介手数料(中間マージン)になります。
つまりハウスメーカーは元請けとして外壁塗装を受注するだけの存在です。
でも大手の下請けだから安心なんじゃないの?
安心とは言い切られへんねん。下請け業者は当たり外れがあるからね。ひどいときは下請けがもう一段階下請け(孫請け)に工事を発注するからさらにマージンが抜かれることもあるねんで。
これは外壁塗装だけに限らず他のリフォームにも同じことが言えます。
中間マージンについてくわしく知りたい人は、下記の記事で解説していますので参考にしてください。
では外壁塗装を安くするにはまず、次項の相場をしっかりと確認していくことが大切です。
外壁塗装の相場はどれくらい?
外壁塗装など高額なサービスを利用する場合、必ず相場を確認しておきましょう。
なぜなら相場を知らないと大きく外れた金額を提示されても気づくことが難しいから。
それでは外壁塗装の相場について解説していきます。
30坪戸建シリコン塗料の相場
相場を出すために前提条件から揃えていきます。
建坪30坪・シリコン塗料だと次の通りです。
- 足場代:15万円
- コーキングの打ち替え:15万円
- 外壁塗装:30万円
- 屋根塗装;15〜20万円
- 付帯部:10〜15万円
- 合計:85〜95万円
ちなみに坪数×3で計算するとざっくりとした外壁塗装にかかる費用が計算できます。
わかりやすいね。でも坪単価って言われても建物によっては塗る範囲が変わるんじゃない?
そうやねん、せやから外壁の塗装面積で出すと塗料の計算がもっと正確になるで。
塗装面積の計算方法は「建坪数×3.3㎡×1.2」で、30坪なら塗装面積は約119㎡となります。
以下の記事で塗料についてくわしく解説していますので、計算の参考にしてください。
人件費を計算するとさらにわかりやすい
続いて違う角度、人件費から相場を見てみるとさらにわかりやすくなります。
なぜなら通常人件費は売上の30%〜50%を占めているからです。
つまり人件費を2〜3倍にすることで適正な相場かどうかが判断できます。
どうやって人件費を割り出すの?
ちゃんとした計算方法があるねん。一般的に職人さんの日給が12,000〜17,000円ぐらいやから、そこから計算していくで。
建設業界では1人が1日作業する場合1人工(いちにんく)といいます。
たとえば2人の職人が3日作業するなら6人工となります。
外壁塗装に必要な一般的な人数と作業日数、人件費を以下の表にまとめていますので参考にしてください。
人数(人) | 作業日数(日) | 人工 | 人件費 | |
---|---|---|---|---|
足場設置・解体・養生 | 3 | 2 | 6 | ¥90,000 |
コーキング・下地処理 | 4 | 2 | 8 | ¥120,000 |
外壁・屋根塗装 | 3 | 3 | 9 | ¥135,000 |
付帯部 | 3 | 1 | 3 | ¥45,000 |
合計 | 13 | 8 | 26 | ¥390,000 |
ここから2〜3倍にすると80〜120万円位になるね。
だから見積もり金額がこの範囲から大きく外れてたりしたら注意が必要やねん。安すぎると手抜き工事の心配があるし、高すぎるとぼったくられてるかもしれんから、相場を知っとくだけで全然変わるで。
ハウスメーカーに依頼すると倍近い金額になることも
塗料や材料、人件費から外壁塗装の相場が理解できたのではないでしょうか。
ハウスメーカーに依頼すると相場の金額に対して広告料と中間マージンが上乗せされるため、かなりの高額になることがわかりますよね。
そこで外壁塗装の工事費用が120万円、ハウスメーカーに依頼した場合の広告費が全体の2%、中間マージンが全体の30%だとすると依頼者が支払う金額は次の通りです。
100% – 32%=68%
120万円 × 100/68=約176万円
176万円 – 120万円=56万円
本来120万円でできる外壁塗装がハウスメーカーに依頼するだけで56万円も上乗せされ、合計176万円になることがわかります。
すごい上乗せ金額…。でもそれだけ高くても大手だから保証もあって安心なんだよね?
そうとは限らへん。直接塗装業者に依頼した場合でも保証を付けてくれることもあるから、ハウスメーカーに頼んでるのとほとんど変わりないで。
また外壁塗装の保証についてくわしく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
ハウスメーカーに見積もりを依頼した人の口コミ
ここではハウスメーカーの見積もりについてSNSの口コミを見ていきましょう。
見積もり金額が1,000万円
高すぎじゃない?中古マンションくらい買えそうな金額。
家の大きさにもよるやろけど、これは高いなんてもんとちゃうで。
補助金は使えなくて残念
それでも300万円…高いよね。
逆にどんな大きな家に住んでんねやろ?って思うわ。
外壁塗装をするには地域や条件によって補助金や助成金が出ます。
くわしく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ハウスメーカーより地元の塗装業者の方が安い
ハウスメーカーの上乗せ分ってすごいね。
「安心感」って言葉にみんな敏感やからな〜。安心よりも施工業者が信頼できるかどうかの方が大事やと思うで。
防蟻施工も含めて270万円
シロアリ対策ってどれくらいが相場なの?
防蟻施工の平均は2,000円/㎡やから17万円くらい。でも他の業者で相見積もりした方がいいやろな。
直接塗装屋さんに依頼すれば半値でやってくれる
半値はすごい!自分から声掛けできる人は強いね。
塗装屋さんをナンパできる人はそうそういないやろな。
ハウスメーカーなら定期的に点検があるから安心
直接塗装屋さんに依頼したら保証はないのかな?
業者によっては保証してくれるし、定期点検もあるで。
外壁塗装の保証について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
ハウスメーカー以外ならいいの?注意点を解説
ではハウスメーカー以外なら外壁塗装をどこに依頼してもいいのかと言われれば、答えはNOです。
具体的に外壁塗装を受注している業者について解説していきます。
それぞれ見ていきましょう!
訪問販売は注意が必要
近くで外壁の工事をやっておりまして、今ならオトクに外壁塗装ができますよ。
このように訪問販売でやってくる業者には注意が必要です。
なぜなら彼らは営業会社であり、自社で塗装をすることができないからです。
つまり塗装の契約が完了すれば提携している塗装業者に工事を発注します。
これってもしかして中間マージンだよね。
その通り!勘が鋭くなってきたな。特に営業会社の場合は中間マージンだけでなく営業マンのインセンティブも含まれてることが多いから、さらに高額になる可能性が高いんや。
なかには優良の業者が一部いることはありますが、当たり外れが大きいことを理解しておきましょう。
また訪問販売による外壁塗装トラブルが相次いでいるため注意が必要です。
下記表は国民生活センターに寄せられた訪問販売や点検商法による相談件数を示しています。
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
訪問販売の相談件数 | 8,786 | 9,753 | 10,076 |
点検商法の相談件数 | 7,024 | 7,431 | 8,133 |
こんなにトラブルがあるなら不安になるよね。
せやから基本的には訪問販売で来た営業マンの話は聞かないことが大事やねん。何かと不安を煽ってくるからつい契約してまう人もおおいからね。
万が一契約をしてしまってもクーリングオフができるため、早めに契約解除を申し立てましょう。
クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度のこと。
引用元:国民生活センター
ホームセンターや工務店も同じ構造
ハウスメーカー以外ではホームセンターや工務店、不動産屋、家電量販店などでも外壁塗装をはじめとするリフォームを依頼できます。
これらのサービスに共通するのは工事受注後、提携している塗装の専門業者に発注することです。
理由は同じで自社では外壁塗装を行えないから。
結局は中間マージンが取られるわけだね。
そういうことや。また注意してほしいのが「自社の職人が塗装します」といった謳い文句やね。ホンマなとこもあると思うけど、ほとんどが「自社が提携している職人」の話になるで。
物は言いよう、まるで自社で塗装ができるようなニュアンスで説明されることもしばしば。
したがってハウスメーカー以外のリフォーム窓口も費用が高くなるだけなので、オススメしません。
安すぎる見積もりにはリスクあり
じゃあ塗装専門店に直接依頼すれば最安で利用できるのかと言えば、答えは「業者による」です。
なぜなら業者ごとに塗装の技術や予算の組み方が違うから。
たとえば塗装専門店に依頼し、30坪の家で工事料金が60万円の見積もりが出たとしましょう。
相場90万円だから、かなり安いよね。
人件費を考えると半分以上の割合になるよね。残りで材料とか諸々やってたら採算が取られへんねん。…ということはどこを削ると思う?
- 人件費→人を減らす・日給が低い→職人のやる気がダウン
- 塗料や材料をケチる
- 作業を省略する
つまり手を抜くということです。
手抜き工事は塗装完了後はキレイに見えても数年で塗料がはがれてきたり、色褪せてきたりする可能性が高くなります。
そのため再塗装しなくてはならない状況になり、2度手間で結局は高額の支払いをすることになるのです。
手抜き工事に関してくわしく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
業者選びのコツとは?
ここでは失敗しないための業者選びのコツを紹介していきます。
具体的には以下の通り。
順番に解説していきますね。
自社施工の塗装業者に依頼する
業者選びのコツ1つ目は自社施工の塗装専門業者に依頼することです。
これならムダな広告費や中間マージンを省くことができ、大きくコストカットできます。
でもさっき言ってたように、業者ごとに技術が違うから良い業者をどうやって探せばいいの?
Xでの口コミにもあったように、自分から声をかける方法もあるけど多くの人はできないやろな。そこで良い業者の見分け方は次の項で解説するで。
業者の実績や口コミを確認する
優良業者を見分けるにはホームページの実績や口コミ、塗装へのこだわりを確認しましょう。
これによりある程度悪い業者を間引くことができます。
業者によってはホームページもない会社もあるよね。
そういう業者はハウスメーカーや工務店からの下請け業者がほとんどや。せやからきちんと工事してる業者はサイトに記載してることが多いな。
手間にはなりますが、自分で1社1社調べることが失敗しない外壁塗装へのコツとなります。
相場を知った上で相見積もりを取る
ここまで記事を読んだなら相場感はかなり鍛え上げられたのではないでしょうか。
学んだ知識を持った上で、最低3社から相見積もりを取りましょう。
他社と比べることで金額はもちろん、他にも何が違うのかがよくわかります。
相見積もりを取るときに気をつけることはある?
条件を揃えたほうがええな。たとえば塗料のグレードを揃えておけば、あとはどれだけの人数がかかるのかで金額が変わるしね。
簡単に相見積もりが取れる一括見積もりがおすすめ
1社でも探すのは大変なのに3社も見つけるなんて…。そう思ったのなら簡単に相見積もりが取れる一括見積もりサイトがオススメです。
ただし外壁塗装の一括見積もりサイトは種類も多く、良し悪しもあります。
そこで当ブログがおすすめしているのは外壁塗装パートナーズです。
- 最大5社に相見積もりができる
- 悪質な業者はイエローカード制度で排除
- 加盟店は厳しい条件をクリアした自社施工の塗装店のみ
デメリットはお住まいの地域によっては対応できる業者が少なくなることです。
5社に見積もった後に断るのが面倒かも。
そういうときには「お断り代行サービス」もあるから楽やで。
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よくある質問
ハウスメーカーが行う外壁塗装についてよくある質問をまとめました。
- ハウスメーカーでの外壁塗装は値引きはできますか?
-
値引きは可能だが、予算のどこを削られるかが不明瞭です。
つまり削られる部分によっては手抜き工事に繋がる可能性もあります。
そのため値引きを交渉するくらいなら、自社施工の塗装業者に依頼したほうが良いでしょう。
- ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するとなぜ高いの?
-
ハウスメーカーに依頼すると広告宣伝費と下請け業者に発注する中間マージンの2つの費用が上乗せされるからです。
他にも以下の業態で外壁塗装を依頼するとハウスメーカーと同じように高額な費用がかかります。
- 訪問販売
- ホームセンター
- 工務店
- 家電量販店
- 不動産屋
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まとめ
これまでハウスメーカーの外壁塗装相場や、費用が高くなる理由について解説してきました。
大手のハウスメーカーは有名だから安心とは裏腹に、多くの中間マージンが引っこ抜かれます。
自社施工の塗装専門店に直接依頼することが大事なんだね。
多くの人が外壁塗装を含む建築業界の構造を知らんからね〜。
この記事を参考にすればコストパフォーマンスの優れた外壁塗装を実現させることができるでしょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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