- 「外壁の塗料ってたくさん種類があって、どれがいいかわからない」
- 「業者さんが専門用語ばかりで、何を言っているのかわからない」
- 「もっと端的にわかりやすく塗料について教えて欲しい」
この悩みを解決します。
早速結論からお伝えすると、塗料選びは最低でも『シリコン塗料』以上のグレードにしましょう。
なぜなら、コスパ、品質ともに優れているからです。
もっと詳しく解説していくよ
比較表を見たい方はコチラからジャンプできます。
- 外壁塗装でコスパの良い塗料選びができる
- 最終的に外壁リフォームをお得にできる
- 求めている効果に対して、適切な塗料の特徴がわかる
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【比較表】外壁塗料の種類はたくさんある
外壁塗料にはたくさん種類があります。
営業マンや担当の業者に、いきなり横文字で塗料の名前を言われても「?」となる人がほとんどです。
そのため、以下に塗料の比較表にまとめたので、参考にしてください。
塗料名 | 特徴 | 耐用年数 | 平米単価 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
アクリル塗料 | 耐水性・耐候性 | 5-7年 | 1,000〜1,800円/㎡ | 低コスト、作業性が良い、色の種類が豊富 | 耐久性が比較的低い |
ウレタン塗料 | 耐水性・耐候性 | 7-10年 | 1,700〜2,500円/㎡ | 良好な耐候性、物理的強度、柔軟性 | 日光による劣化が比較的早い |
シリコン塗料 | 耐候性・耐熱性 | 7-15年 | 2,300〜3,500円/㎡ | 良好な耐候性、耐熱性、防水性 | ウレタンやアクリル塗料に比べるとやや高価 |
ラジカル塗料 | 耐候性・防藻性 | 8-16年 | 2,200〜4,000円/㎡ | 良好な耐候性、防藻・防カビ効果、無機系塗料に近い色彩 | ウレタン塗料等に比べるとやや高価 |
フッ素塗料 | 高い耐候性 | 12-20年 | 3,500〜4,800円/㎡ | 高い耐候性、色褪せにくい、汚れにくい | 他の塗料と比べて高価 |
セラミック塗料 | 耐候性・断熱性 | 10-25年 | 2,300〜4,500円/㎡ | 高い耐候性、断熱性、防音性 | 施工に専門的な技術が必要 |
光触媒塗料 | 防汚性・自己清浄性 | 10-20年 | 3,500〜5,500円/㎡ | 汚れが付きにくい、自己清浄作用、環境負荷が低い | 光線(紫外線)が必要、比較的高価 |
ナノテク塗料 | 防汚性・耐候性 | 10-15年 | 2,300〜4,500円/㎡ | 高い耐候性・防汚性、防水性 | 高価、施工に専門性が必要 |
無機塗料 | 耐候性・耐熱性 | 20-25年 | 3,500〜5,500円/㎡ | 高い耐候性、耐熱性、耐薬品性 | 高価、色彩の選択肢が少ない |
「比較表を見てもよくわからい…」
そんな声が聞こえてきそうなので、あなたのお住まいの地域や建物の状況によって、おすすめの塗料を解説していきたいと思います。
- アクリルとウレタンはひと昔前の塗料
- 迷ったらシリコン塗料で大丈夫
- 耐久性重視なら無機塗料
- 外壁をいつまでも綺麗に保つなら光触媒塗料
- 遮熱性能を高めたりカビを抑えたりできる塗料もある
最低でもシリコン、ラジカル塗料以上のグレードがいいよ
アクリルとウレタンはひと昔前の塗料
アクリルとウレタンはひと昔前に主流だった塗料です。
特にアクリルなどは、防水性が良かったため人気でしたが、その防水性の高さから壁からの湿気が抜けないデメリットも持ち合わせていました。
壁内に湿気が溜まると、室内の壁にカビが繁殖したり、外壁の劣化が進んだりします。
現在では、透湿防水性の高いシリコンやラジカル塗料が主流です。
だから、今はシリコン以上がいいんだね
迷ったらシリコン塗料で大丈夫
シリコン塗料とラジカル塗料は、耐久性もほとんど違いが無りませんが、若干ラジカル塗料の方が優れています。
その理由は、ラジカルは水性塗料のため、匂いが少ないからです。
金額もラジラル塗料の方が1㎡あたり、500円ほど高いため、迷ったらシリコン塗料で問題ありません。
最近ではラジカル塗料が主流になってきているよ
耐久性重視なら無機塗料
比較表にもある通り、耐久性ならセラミックか無機塗料で悩みます。
セラミックも耐久性が高いのですが、塗膜が硬く、ひび割れしやすいデメリットがあるため、無機塗料に軍配が上がるでしょう。
金額を気にしないなら、無機塗料だね
メーカーによっては、無機塗料の耐久年数は30年あることも。
一度塗装してしまえば、次のリフォームまで期間が空くため、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
外観をいつまでも綺麗に保つなら光触媒塗料
『光触媒』なんて、聞きなれない言葉ですよね。
光触媒塗料をわかりやすく言うと、雨が降れば毎回家の外壁が綺麗になる『セルフクリーニング機能』が付いた塗料です。
光触媒に含まれる、二酸化チタンという物質が、太陽光(紫外線)に当たると化学反応を起こし、外壁の汚れを分解します。その汚れを雨が洗い流すのが、光触媒塗料です。
家の外観を綺麗に保ちたいなら、光触媒塗料を使ってみてはいかがでしょうか。
遮熱性能を高めたり、カビを抑えたりできる塗料がある
他にも、遮熱性能を高めたり、カビや藻の繁殖を抑えたりできる機能もあります。
塗料で遮熱性能を高めると、夏の冷房効率を上げることができ、光熱費を抑えられるでしょう。
日当たりが良い立地や、湿気の多い地域などのお住まいなら、検討してみてもいいかもしれません。
機能を追加すると費用も上がるよ
各塗料を塗ったら、これくらいの費用がかかる
塗料の種類や、特徴、金額についての理解はなんとなくでも大丈夫です。
ここで紹介するのは、各塗料を実際に塗ったらどれくらいの費用がかかるのかをモデルケースを用意しました。
上記を元に、各塗料で計算してみましたので、ぜひ参考にしてください。
塗料名 | 平米単価 | 塗装面積(119㎡) |
---|---|---|
アクリル塗料 | 1,000〜1,800円/㎡ | 119,000〜214,200円 |
ウレタン塗料 | 1,700〜2,500円/㎡ | 202,300〜297,500円 |
シリコン塗料 | 2,300〜3,500円/㎡ | 273,700〜416,500円 |
ラジカル塗料 | 2,200〜4,000円/㎡ | 261,800〜476,000円 |
フッ素塗料 | 3,500〜4,800円/㎡ | 416,500〜571,200円 |
セラミック塗料 | 2,300〜4,500円/㎡ | 273,700〜535,500円 |
光触媒塗料 | 3,500〜5,500円/㎡ | 416,500〜655,500円 |
ナノテク塗料 | 2,300〜4,500円/㎡ | 273,700〜535,500円 |
無機塗料 | 3,500〜5,500円/㎡ | 416,500〜655,500円 |
また、これらの価格は目安であり、実際の価格は業者、塗料メーカー、作業の難易度などにより変動します。
具体的な価格については、各業者へのお見積もりをご依頼ください。
実際はここに、他の施工費用ががプラスされるよ
- 足場:15万円
- コーキング:15万円
- 外壁塗装:上記の表参照
- 屋根塗装:15〜20万円
- 付帯部:10〜15万円
外壁塗装の相場に関しては、以下記事で詳しく解説していますので、参考にどうぞ。
まとめ 塗料の価格や特徴を知って、リフォームに備えよう
いかがでしたか。
本記事では、外壁塗装の塗料について解説していきました。
結論としては、迷ったらシリコン塗料なら、コスパも良くて、選んで間違い無いでしょう。
今回はあくまでも、大元の塗料の選び方についてでした。
塗料には、遮熱性能や防カビなどの性能を追加料金で付けることができます。
あなたのライフスタイルにと予算に合わせて、家族で話し合うのが良いでしょう。
外壁リフォームの前にしっかりと、知識を蓄えて、ぜひ失敗しない外壁塗装を行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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外壁塗料についてよくある質問
外壁塗装に使う塗料は何がいいですか?
塗料に迷ったらシリコン塗料にしておけば、まず失敗する可能性は低いでしょう。
しかし、あなたのおうちの外壁の状態や素材によって、向き不向きがあるため、専門家にしっかりと相談しましょう。
塗料の3大メーカーはなんですか?
- 日本ペイント
- 関西ペイント
- エスケー化研
塗料メーカーはたくさんありますが、上記が大手3大塗料メーカーです。
おすすめ塗料ランキングは?
おすすめの塗料をランキングにするなら、以下となります。
- シリコン塗料
- ラジカル塗料
- 無機塗料
1、2位はコストパフォーマンスに優れているため、非常におすすめです。
3位の無機塗料は高額になりますが、モノによっては30年の耐久性能を持っていて、長期間メンテナンスしなくても良くなるでしょう。